無人島歴3ヶ月24歳女、無人島歴2日29歳女
ミッションはアサリ採り
バギーで未開拓の道無き道をひた走る。
かがんで木を避け、水の中も構わず走る。
目印はうっすら残る過去のバギーの走った跡のみ。
前も後ろも右も左もわからない。
私はこの時点で命の危機を少し感じていた。。
潮が引いた海に着いても目印は何もないので、あの山とあの山の間くらいとうアバウトな目的地。
でも、他に何もなく、どこまでも続く潮の引いた海と青空、向こうに見える山は圧感の景色で、息を飲むほどの素晴らしさ!
天国ってこういう所かなーと思った。
その絶景の中にいるのは私たち2人のみ。
そんな土地で恐れていた悲劇が起こる。
唯一の頼みの綱のバギーのエンジンが突然かからなくなった。
携帯は、ほぼほぼ繋がらない。
日陰は一切なく、ジリジリと太陽が照りつける。
持っていた水は、2人で500ml弱。
無人島なので誰も通ることもなく、時間と共にものすごい早さで潮が満ちてくる( ゚д゚)
迫りくる海水に焦る気持ちと、ずっと炎天下にいる疲労感。
歩き回って少しでも電波のある所を見つけては、島で一緒に暮らしている仲間に連絡するが繋がらない。
夕方になっても戻らなければ、何かあったと思って探しに来てくれるという希望を持って、変に動かずにその場に待機。
日が暮れたら本当に何もなくて真っ黒になるので焦りはどんどん増す。
そんな時に限って巨大な人食いワニが出ることを思い出す。
シーンとした空間で黙って座っていると、遠くからバギーの音が聞こえてきた!
思わず立ち上がる。
異変に気付いたボスが様子を見にきてくれた。
もうおじちゃんだが、45年以上この無人島に暮らす島のスペシャリスト。
これでもう大丈夫という安堵感◎
帰りは超高速運転のボスの後ろに乗せてもらい無事帰還。
無人島で遭難って、めっちゃ怖い。
海外でまじでヤバイと思った出来事トップ5に入る事件でした。
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